バイク駐車場問題
近年、社会問題となりつつあるバイクの違法駐車。
特に都心部の路上駐車は目に余るほどで、繁華街や駅前などで見かけない日は無いと言っても過言ではないでしょう。「歩道はバイクの駐車場」と見誤るほどです。
ライダーのモラル低下が直接の原因とされていますが、それだけが原因ではありません。
「バイク駐車場が不足している」ということも原因の1つとして挙げることができます。

バイク駐車場所の種類と現状
繁華街、一時置き駐車場
意外に知られていませんが、公共駐車場はバイクの駐車も可能です。
また最近では、コインパーキングなどでもバイクを駐車することができます。
お客様駐車場
デパート・駅ビル・ホテル・野球場・映画館などは、お客様のために駐車場を併設しています。
一昔前までは「バイクお断り」のところが大半を占めていましたが、最近ではバイク駐車可のところも徐々に増えてきました。
多くのライダーから期待を寄せられている駐車場です。
月極め駐車場
毎月決められた料金を支払って駐車スペースを借りることができる、バイク専用の貸し駐車場です。
もちろんバイク専用なので、“お断り”されることはありません。
また公共駐車場と比較しても、料金にそこまで大きな差はありません。
工具・充電器・ロッカー・防犯システム・盗難保障などが充実している駐車場が多いのも大きな特徴の1つです。
マンションの駐車場
マンション住人専用の駐車場です。
住まいの近くにあるため非常に便利ではありますが、その大半は駐輪場と同じ場所になっています。
そのためバイクに詳しくない人の出入りも多く、自転車駐輪の際の転倒が考えられます。またマフラーによる火傷被害や騒音などで住民から煙たがられることも多く、肩身の狭い思いをすることもしばしば。また誰でも出入りできるため、盗難被害に遭いやすい駐車場だと言えます。
バイク駐車場供給率のグラフ
以下のグラフは、繁華街からの距離と駐車場の供給率を表しています。

バイク駐車場の不足が叫ばれている昨今。しかし上記のグラフからも分かる通り、「バイク駐車場が不足している」とは一概には言えません。
本当に不足しているのは繁華街近辺のみであり、2km~10kmほど離れるとその供給率は2倍になります。また繁華街に駐車するバイクは原付や中型バイクが大部分を占めており、郊外に移っていくごとに大型バイクの占める割合が多くなっていきます。
つまりバイク駐車場が不足しているのは繁華街に駐車することが多い原付や中型バイクで、郊外へと“走りを”楽しむ大型バイクの場合は、バイク駐車場が不足しているわけではないのです。
大型バイクで通勤や買い物をする人がいないということを考えていただければ、非常にイメージしやすいかと思います。
近くに駐車場がない大型バイク乗りの方は…
上記グラフからも分かる通り、繁華街から離れるほどに大型バイクの駐車場供給率は高くなります。また実際に大型バイク乗りの方の多くは、自転車や原付などを利用して少し離れた設備の整った駐車場まで移動しています(大型バイクはドライブやタンデムなどの週末利用が多いので、日常生活で不便さを感じることはありません!)。
少々離れていたとしても、セキュリティの整った駐車場を選ぶのが本当のバイク好きです。
バイク窃盗事件
バイク駐車場が不足しているからとは言え、それが路上駐車をしていいという理由には成り得ません。
「たった一台だけだし」という考えが、現在の違法駐車問題の原因の一部を担っているのです。
また現在では、路上駐車のバイクを狙った窃盗事件も相次いで発生しています。
大切な愛車を守るためにも、また法律を守るためにも、バイクはきちんと駐車場に停めましょう。

